「ブランド」になるものーブランディング戦略の入口を選ぶ

ブランディング戦略は、ブランド化して顧客をファン化していく戦略です。

ブランドというと、どうしても高級ブランドが思いついてしまうかもしれませんが。

ブランドは信頼や話題の中心になるものなので、高級じゃなくても効果を信頼できたり、話題になることがあればブランドです。

なので、どういったものがブランドになるのか?ということについて考えて見ようと思います。

・ブランドとは何か?につていはこちらをどうぞ。

選ばれるということは

さっそくですが。

商品でもサービスでも、技術でも。

選ばれるということはどういうことかというと、「〇〇が必要!」とか「〇〇が欲しい!」と思った時に思い浮かぶことです。

消費者の購買行動について分析する時に考える、「想起集合」というもので、だいたい5つぐらい思い浮かぶそうです。

その中に入れなければ、販売に至る可能性は低いので、マーケティングを駆使して接点を増やしましょう!

・・・と、超ざっくりとこんな感じです。

思い浮かべてもらうには、知っていなければなりませんし、過去に使ったことがあることや信頼できる人物が進めていたなど、信頼できる要素がなければ難しいです。

これはブランドとも同じことが言えて、そのブランドが何を表しているのか、何をしてくれるのかをはっきりさせ、知ってもらうことが大切です。

その選んでもらう対象は明確にし、わかりやすくブランドにするという感じです。

ブランドになるモノは「強み」

ブランドにする場合に考えるのが、自分たちが提供できる価値ですが。

市場の中で「差別化できる際立った個性」が何かを考えなくてはなりません。

顧客が特徴を見出すことができなければ、選ばれることはないでしょう。

顧客のターゲティングを行うことで考えることもできますが、その前に何を売りにするのか?ということを考える方が良いでしょう。

「自分の常識は他人の非常識」という言葉もありますがー。

自分が当然にできることは、他人が当然にできるとは限りません。

その自分が当然にできることを明らかにし、提供するためのブランドにし。

そこに工夫を加えることで「差別化できる際立った個性」になります。

この工夫が、他の人とは違うことをやるということで、その答えも自分たちの中にあるはずです。

それらをかけ合わせて、提供できる唯一無二の価値にすることができるでしょう。

ブランドにするのは、そのようなモノを選ぶので、ある意味、自分の事を深く知ることがブランド作りのスタートとも言えます。

自分の事だけを考えるのに限界がある場合は、できることを明確にして、ファイブフォース分析などで強みと弱みを明確にすると、決めやすいかもしれません。

少しターゲティングの話にもなりますが、大きな範囲で考える必要はなく、自分が提供できる範囲で考えれば十分です。

大きな範囲で考えるのは、ブランドの成長に合わせれば良いです。

どのようなモノをブランディングするか?

実際に知名度を上げ、信頼を寄せてもらう対象を何にするかですが。

これも、「差別化できる際立った個性」が決まれば、だいたい決まってくると思います。

何かしらの事業として役務を提供するのであれば、それができる企業・団体名でしょうし。

製品や商品に特徴を持たせたのであれば、製品名や商品名。

自分の持つ知識の専門性や作成した創作物を提供するのであれば、個人名やハンドルネーム。

といようになります。

SNSの発達によって、個人の発信力が高まったことで、自分の社会的な地位というのもより利用しやすくなった印象です。

良くわからない人(例えば、私ですw)に言われるよりは、良くわからないけど「代表」や「〇〇の専門家」などの肩書がついている方が、信頼感は増します。

そのブランド化するものに強みを加えることで、できることを明確にし。

そこにビジョンやパーパスを加えることで、共感を呼びます。

ブランド化する個性である「強み」を提供できるモノをブランディングしましょう。

そうすれば、ターゲティングやブランディング戦略の方向性も決めやすくなります。

そして、顧客が迷わないように、ブランドに使用する名称やロゴは一貫して使用するのが良いでしょう。

顧客が覚えやすくなり、想起集合にも入りやすくなります。

できることの理解が重要

ということで、ポエムな内容になってしまいましたがー。

結局は自分や自社の事をよく知らないと、ブランディングはしにくいと思います。

もちろん、自分で考えるだけでなく。

他の人や顧客から気付かされる場合もあります。

そのように、自分や自社の事を知るきっかけに敏感でいることが、「際立つ個性」を見つける近道だとも思います。

おごるのではなく、真摯に評価として受け止め。

さらなる価値提供につなげたいものです。

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