資格を取るべきか?資格勉強のメリットとデメリットについて!

2024年3月4日

こんにちは。今回は、資格を取るべきかどうかについてです。

私はどちらかと言うと、あまり資格の取得に興味が無かった方で。

持ってても使わなければ意味がないよね?と考えてました。

しかし、中年のおじさんとなって。

この先の自分のやっていきたいことや仕事、社会の変化や生活といった諸々の状況を考えた時に、資格を取ってみようと考えが変わり。

今に至っています。

で、実際に資格を取ることにした理由や目的について書きつつ。

勉強をすることで、資格を取れる以外にもメリットがあったので記事にしてみることにしました。

資格取得に興味がある方や、資格選びに迷っている方の参考になればと思います。

「資格を取る」ということ

資格を取ることで、特定の分野や業務に関する知識や技能を有していることを証明できます。

しかも、ただ単に「できる」「やれる」ということではなく、自分の能力やスキルを筆記試験や実技試験を元に客観的に評価してもらえます。

私のことで言うと、資格の取得を考えたきっかけがこの客観的な評価の部分。

「できる」「やれる」を説明する必要がなく、資格名のみである程度の信用を得ることができるのです。

つまり、本題に入りやすくなるということです。

この記事の最初の方に書きましたが、私自身が資格の取得に前向きになったのは、中年のおじさんになってからなのです。

なので、更に自分の能力を伸ばせるような・・・とも思いましたが。

焦って新しいことや興味のあることに挑むだけではなく。

今までやってきたことで、自分の能力を代弁してくれるような資格も必要だよねと。

なので、私の紹介をしてくれる資格と、私がやりたいことをやるための資格を取ることにしました。

ITパスポートなどの情報処理系の資格はどちらかというと前者で、後者の資格を取るための勉強の習慣付けや試験慣れという意味で取ることにしました。

以上が自分が資格を取る気になったおおまかな流れですが。

人によっては転職やキャリアアップを目指す方や、自分の興味や趣味を深めたい方などで資格の取得を考える人もいるでしょう。

勤めている会社から進められる場合もあります。

資格を取るかどうかは、自分の目的や状況によって異なりますが、それを見失わなければどんな理由でも良いと思います。

資格を取ることは目的ではなく、通過点です。

「資格を取ること」で得られるメリット

資格を取るには勉強が必要となりますが、そういった資格取得のために行うことで得られるメリットについていくつか書いていきます。

専門知識や技能が身につく

資格は持っている専門的な知識や技能を証明するものなので、その分野や業務に関する勉強が必要です。

すでにその業界で働いていて、ある程度専門的な知識や技能をもっているとしても。

その専門分野に携わる人であれば、第三者から見て持っていて欲しいと考えられている知識や技能もあります。

それらを持ち合わせていることを試験により私達が実証し合格することで、資格として証明されます。

なので、すでにある程度の知識や技能を持っているとしても、取得する資格試験の内容を知り勉強することは必要なのです。

そうして資格を取得することで、スペシャリストとして認知され。

仕事の幅が広がったり、仕事の質が向上することに繋がるのです。

その認知は、自分の信頼や権威を築くことにもなり、一生の財産ともなります。

自分が携わっている仕事の違う一面を知ることにもなり、働くことがより楽しくなるかもしれません。

収入が増える可能性がある

資格を取ることで、収入が増えるというメリットもあります。

勤めている会社で指定された資格を持つことで、手当が支給される場合があります。

それだけでなく、その資格を持っていることで、就職や転職で有利になり今よりも待遇が良かったり、自分の条件に合うところに勤めやすくなることもあります。

このように、資格は自分の能力やスキルを証明するものなので、雇用者やクライアントに対して、自分の価値を高めることができます。

もちろん報酬は評価されることにより得られるので、資格を持っているだけでなく、実際の業務に活かし結果を出すことは重要です。

資格を持っていることで、自分の好きな仕事内容や働き方に近づける可能性が高まるというのは、大きなメリットです。

自己管理能力や時間管理能力が向上する

資格を取るためには勉強時間を取る必要があります。

そして、勉強時間を確保するだけではなく、勉強に向かうモチベーションもコントロールしなければなりません。

特に働きながらの場合、仕事の時間は勉強時間に使えないでしょうし、疲れて帰ってきてからやっと勉強する時間を取れますが。

気持ちがついてこない場合もあります。なかなか難しいですよね。

なので、自分自身と時間のコントロールが必要です。

そのコントロールする能力を、それぞれ自己管理能力と時間管理能力といいます。

自己管理能力とは、自分の目標や計画に沿って自分の行動や習慣をコントロールする能力のことです。

時間管理能力とは、自分の時間を有効に使って目標や計画を達成する能力のことです。

これを資格取得に当てはめると、資格を取る目標を決め、資格を取る日や資格勉強のスケジュールなどの計画をたて、そのとおりに行動し、無理や無駄があれば改善する習慣を身につけるということになります。

この部分については別記事にしようと思ってますが、私自身が一番のメリットと感じているところです。

資格取得に向けた勉強とは、自己管理能力と時間管理能力を使い「勉強すること」を習慣化することです。

習慣化とは何の負担も感じずに行動できる状態のことです。

自分で決めた目標とスケジュールによって習慣化した勉強の結果、資格が取れることになり。

それを成功体験として、普段の生活を改善する習慣を作ることにも活かしやすくなります。

自己管理能力や時間管理能力が向上することは、資格を取ることのメリットの一つです。

資格を取ること」に伴うデメリット

もちろん、メリットもあればデメリットもあります。資格取得にともなう主なデメリットはコストです。

資格取得にかかる時間や費用

資格の取得には費用がかかります。

資格試験の受験料だけでなく、勉強に使用する参考書の購入や、場合によってはスクールに通ったりオンラインスクールの利用を考えるかもしれません。

かかる費用は、取得を考えている資格の難易度にもよります。

また、それに伴い必要な勉強時間も変わってきますし、期間も変わります。

その場合計画的に勉強を進めないと、自分の生活や仕事に支障をきたす可能性がありますし。

頑張る気持ちが強すぎて無理な計画を立ててしまい、ストレスや疲労が溜まる原因となることも。

なので資格取得にかかる時間や費用は、自分の目的や状況に見合っているかどうかをよく考え、無理のない計画を立てましょう。

資格取得後の更新や維持

資格によっては、定期的に更新試験や研修を受けたり、更新費用が必要なものもあります。

分かりやすいところだと、自動車の運転免許などがそうです。

なので、資格試験を受けるための情報だけでなく、資格を取得した後の情報も調べておきましょう。

また、資格を持っていることで専門的な知識や技術があることの証明となるので、最新の情報や動向をチェックしたり知識を取り入れたりする必要があります。

こちらに関しては今は様々なサービスもあるので、うまく利用したいものです。

資格を興味だけで選ばない

趣味の場合は良いのですが。資格を取ることで、仕事の幅を広げたり、収入を増やす事を考えた場合、その資格が資格が業務に関係するかどうかや需要や市場価値があるかも考えましょう。

資格が業務に関係ない場合は資格を持っていても活かせる可能性は少ないでしょうし、それが待遇改善の理由にはならないでしょう。

例えば、情報セキュリティの業務を行っている会社で働いているのに、調理師免許をとっても給料は上がらないでしょう。社食の厨房に異動になったら別かもしれませんが・・・まぁそんな人事異動はマレでしょう。

また、多くの人が持っている資格は、その分野での差別化になりにくいかもしれません。

多くの人が持っているだけでなく、比較的取りやすい資格にも同じことが言えます。

このブログでも紹介している、ITパスポートのような入門編の資格などがあてはまります。

仕事に関係無かったり、多くの人が持っている資格の取得を考える場合には、その目的を明確にすることで、資格を取得するモチベーションの維持に繋がります。

資格だけでは実務能力や経験が不足する場合がある

当然といえば当然ですが、実技試験のない資格は、自分が学んだことを理解していることを示すものであり、実際に使えることを示すものではありません。

また、実技試験があっても、実際の業務を行うのに十分であるとも言い切れません。

資格を持っていることは、自分の実務能力や経験を補完するもので代替するものではありません。

任された仕事に真摯に打ち込み、自分自身の能力やスキルの向上や視野を拡げることは資格取得後にも必要です。

目的や状況によって資格を選ぶ

資格を取ることには、様々なメリットがありますがデメリットもあります。

資格を取るかどうかは、個人の目的や状況によって異なります。

自分が何のために資格を取りたいのか、自分にとって資格がどのような意味を持つのか、自分にとって資格がどのようなメリットやデメリットをもたらすのか。

私は資格の取得を考えるようになったのが良い年になってからだったので、焦る気持ちは当然ありました。

が、急いでもしょうがないし、資格を取った後もあるので。

じっくり考えて、資格取得のスケジュールを立てています。

せっかくコストをかけて取る資格なので、自分にとってのメリットが大きくなるものを選べるようにしましょう。