ITパスポート試験に独学で合格した勉強方法
自分は独学でITパスポート試験に合格できたので、その方法を紹介したいと思います。
ITパスポート試験の概要についてまとめた記事で、簡単に勉強方法にも触れましたが。
もう少し詳しく書いてみようかと思ったわけです。
日中はフルタイムで働いているので、効率よく勉強する方法についてです。
自分のように、日中フルタイムで働いていて、勉強をする時間が無い!
・・・・という方の参考に少しでもなればと思います。
最新の過去問をダウンロード
まずは過去問をITパスポート試験のサイトからダウンロードしましょう。
そして、最新のものをとりあえず解いてみます。
点数を気にする必要はないので、問題を読んでみるだけでも良いです。
大切なのは、どんな問題が出ているかを把握し、勉強する前の自分が試験で問われる内容をどの程度すでに知っているかです。
ITパスポート試験をはじめとするIPAが主催する試験は、IT技術に関するものだけではなく、経営や経理などのマネジメントに関わる問題や、業務や問題に対処するための戦略(ストラテジ)に関わる問題も出題されます。
つまり、働いている人であれば既に知っていることや当たり前のように感じていることが、問題として出題される可能性があります。
最初に過去問を解くことで、何がわからないかを知り、そこを埋めるような勉強ができます。
なので、まずは敵と己を知るために問題自体を解いてみましょう。
メンタル形成とスケジュール作成
自分は過去問を解いてみたあとに、勉強スケジュールを立てて勉強時間を確保することにしました。
最初に過去問を解くことで、ガッツリ勉強しなければならないのか、過去問を解きながらの演習中心で良いのかも分かり、大まかに確保した方が良い時間が分かります。
で、自分の毎日のスケジュールも見直し、1日2時間の勉強時間を確保しました。
そして、「この時間は勉強の時間!」と決意し、「この時間しか勉強できない!」と思い込み必ず勉強をする時間に。
勉強は反復が一番身につくとも思うので、意外とこの決意することが重要なんだなと思います。
なにか他のことをやってても、時間になったら机に向かう習慣を付けるような感じです。
なので、スマホでリマインダーを設定して忘れたりだらけないようにしてました。
確保できる勉強時間が決まったので、ざっくり必要と言われる100時間の勉強時間で割り、大体2ヶ月後を受験日として設定しました。
期限を決めるのも大事です。
勉強方法も決まる
次にどうやって勉強を進めていくかですが、ここも最初に過去問を解いた経験を活かします。
自分の場合は正答率が高かったものの、分からない問題は全く分からないという感じでした。
少し調べてみると、言葉は知らなくても、仕組みは知っているとか体感しているとか。
そんな感じでした。
実際にITパスポート試験で出題される問題は、言葉の意味を知っていれば回答できる問題が多めな印象もあります。
なので、参考書を読み込むよりも、過去問を解きながら間違えた問題の内容を参考書から学ぶ、という勉強方法で進めることに。
そうすることで、
・言葉や数式など暗記するもの
・内容と使い方を覚えるもの
というように自分で分けながら勉強をすることができました。
なので、過去問も1回分を1度に解くのではなく。
テクノロジ・ストラテジ・マネジメントと問題が分かれているのに合わせて解き。
その日に間違えた部分を参考書で確認するようにしてました。
ただし、同じ問題を何度も解き続けると問題自体を覚えてしまうので、公開されている過去問を全てダウンロードしましたが。
体感だと5〜6回分あれば十分だと思います。
独学の場合は参考書選びが重要
勉強方法が決まり参考書の使い方も決まったので、買う参考書を探すことに。
この時に重視したのが、「索引数が一番多いもの」かどうかです。
過去問を解き、参考書で理解するという勉強方法なので、問題となっている単語などで解説されているページを素早く探せなければ、効率が悪くなります。
なので、自分が使ったのは本屋に置いてあったものの中で、索引ページと索引数が一番多かった「出るとこだけ!ITパスポート テキスト&問題集」の1冊です。
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一応、商品ページへのリンクを貼って置きますが、ITパスポート試験をはじめとする情報処理試験のシラバスは毎年改定されるため、必ず最新版を購入するようにしてください。
過去問で間違えた問題の内容をこの参考書で探し、間違えたところが解説されているページにはふせんをつけ、3回間違えたものはその章全体を読んで理解する。
というように使ってました。
参考書にした理由は自分が間違えやすい箇所の全体像を、その項目が扱われている章を勉強することですぐに理解できるからです。
もちろん、この参考書の選び方は私に合った方法です。
解説が分かりやすい方が良いとか、挿絵がたくさんある方が良いなど。
自分が理解しやすい参考書を選ぶようにしてください。
ITパスポート試験のオススメの参考書はこちら!
計算問題の解説は「過去問道場」を利用
参考書で足りない部分については、利用者の多い「過去問道場」さんにお世話になりました。
参考書とは言え、試験に出やすいところをピクアップして編集されているため、全ての項目を網羅できているわけではありません。
特に、アローダイアグラムや会計・財務で出題される計算問題です。
内容さえ把握できれば、単純な計算なんですが。
問題の解き方については過去問の回答にはないので、解説が載っている「過去問道場」さんを利用して理解することができました。
なら全部コチラで良いんじゃないかと思うかもしれませんが。
勉強だけではないんですが、どうもモニター上だと頭に入って来なくてですね。
参考書を利用した勉強を中心にし、本を開きノートにガシガシ書くというスタイルにしたのです。
試験直前にCBTを疑似体験
ITパスポートのサイトで、CBT方式の試験を疑似体験できるソフトが配布されています。
パソコンを持っていれば利用できるので、CBT方式の試験を始めて受験する方は一度は体験しておくと良いです。
体験するのは、ある程度勉強が終わっている試験直前で良いでしょう。
やはり、紙とモニターでは文字の読みやすさが違いますし、その違和感が受験時の問題になるかもしれません。
なので、一度体験してどんなものか把握しておきましょう。
ちなみに体験ソフトを起動させたら、画面表示を最大化することをオススメします。
自分の体験ですが、実際の試験でもウィンドウサイズを調整できるかと思っていたら、そんな項目は無く。
ずっと左斜上を向いていたという、予想外の事がありましたw
首が痛かったので、慣れておけば良かったなぁと試験後に思いました・・・
最新の情報にもある程度アンテナを
ITパスポート試験はIT関連の資格試験なので、最新のIT技術に関する情報が問題となるケースもあります。
ニュースになるものや、話題となっているものは何か程度で大丈夫です。
自分の受験時のことではありますが、AIの学習方法について参考書では取り上げられていなかったものが、問題になっていました。
そのような問題がでても焦らないようにアンテナを張っておくようにしましょう。
・・・その項目は知っていたので、焦りはしませんでしたが。
一瞬止まりはしましたw
まとめ
以上が、自分が独学でITパスポート試験に合格した勉強方法です。
この方法で、予定した通り約2ヶ月で合格できました。
もちろん、人によって合う合わないがあると思います。
ITパスポート試験の受験を考える人は年齢問わず多いので、勉強方法についても様々な情報があります。
その中の一つとして、参考になれば幸いです。
特に勉強の習慣は一度付くと他のことにも活かせるので、資格取得以上の効果がありますよ。