心理学入門|心理学検定 A領域・B領域
心理学検定の学習を進めるにあたり、自分の理解のためにも各単元をまとめた記事を集めました。
学習しながらなので、随時更新とはなりますが、受験を考えている方や興味をお持ちの方の参考になればと思います。
大まかにどんなことを扱うのか把握できるかと思います。
内容は主に公式の「心理学検定 基本キーワード」に準拠しています。
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心理学検定とは?
一般社団法人日本心理学諸学会連合が実施する、心理学の基礎知識について問う試験で。
CBT方式で年2回一定期間実施されています。
特定の大学での単位認定や大学院入試の優遇など。
心理学を学ぶ学生にとってのメリットはもちろん。
国家資格である公認心理師資格取得のための基礎固めにもなります。
学習する範囲は全部で10の領域に分けられており、A領域・B領域の2つに分けられています。
以下の見出しでどの領域の内容かを示しておきます。
また、各領域を2〜3つに区切って記事を作成していきます。
原理・研究法・歴史:A領域
心理学の基盤となる考え方を学び、理論を形作る研究法について学びます。
また、心理学の変遷をたどり今後の心理学の動向を予想するために、歴史についても学習します。
学習・認知・知覚:A領域
心理学は意識と行動を明らかにする学問です。
意識を扱う「知覚心理学」と行動を扱う「行動心理学」は「基礎心理学」と言われています。
そして、頭の中で起きていることの流れを知る「認知心理学」についても扱います。
発達・教育:A領域
人の一生を見つめる「発達心理学」と、教育の現場で起こる問題の理論と実践を扱う「教育心理学」を学びます。
人の成長と学びをどのように捉え、どのように心理学を活用して支援するかについてです。
社会・感情・性格:A領域
個人・対人・集団・社会・文化によって、どのような心の動きや行動が起こるかを考える「社会心理学」。
基本的な心の生起メカニズムを知る「感情心理学」。
行動の主体としての個人に目を向けた「性格(パーソナリティ)心理学」。
対人関係や社会との関わりかたについて、違う視点から見つつ、どのように関連しているのかを知ることができます。
臨床・障害:A領域領域
社会の変化によって、豊かになると共に、複雑な問題が増えているのが現代です。
そのような問題に対処し、自分らしく生きるために。
心理療法を活用し、心のケアを行える専門家が求められています。
そのための基礎となる知識を学びます。
神経・生理:B領域
「こころ」ともいわれる感情は、脳内で起こり身体反応となって外部に現れます。
心理学は外部に現れたものを、観察・測定・評価することで理論を形作ります。
脳や神経で起こることを学び、その測定方法について学びます。
統計・測定・評価:B領域
心のメカニズムを解明するために、数値を使って人の心を科学的に解明するのが心理学です。
得られたデータの扱い方や評価方法を知り、読み解く方法について学びます。
産業・組織:B領域
仕事や職場へ心理学を応用し、「働く事」を充実させるために発展した領域です。
心理学的なマネジメント手法や、消費者行動の分析といった産業領域と。
働く人の態度や行動に働きかけ、仕事生活の充実を測る組織領域を学びます。
健康・福祉:B領域
病気や障害の有無にかかわらず、幸福な人生を送れる状態を追求する領域です。
健康の維持・増進や、病気や障害を持ちながらも主体的に活動できる支援方法について学びます。
犯罪・非行:B領域
犯罪や非行に関わる、科学的な方法論と臨床的な経験に基づいた法則や研究について学びます。
他の領域との重なりが少なく、法律・社会学・医学といった他分野の知識も必要となる領域です。
心理学の基礎固めとして
広範な内容となっていますが。
心理学は社会などの環境の変化とそれに伴う人の変化を扱います。
また、技術の発展により解明されたことからも、考え方や理論が生まれてくる学問です。
そのため新しく学ぶことが多くある学問でもあります。
しかし、それらは基礎的な知識があってこそです。
心理学検定で、その基礎固めができるのではないでしょうか?
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はじめまして、「ぽんぞう@勉強中」です。
小企業に一人情報部員として働いている40代のおじさんです。IT技術での課題解決を仕事にしていますが、それだけでは解決できない問題にも直面。テクノロジーと心の両面から寄り添えるブログでありたいと、日々運営しています。詳しくはプロフィールページへ!