【Power Automate】2週間ほど使ってみての雑感

リマインダーを自動化しようと「Power Automate」を使い始めてみた感じですが。

最初は、設定をポチポチとクリックしながらフローを作り。

「ローコードツールって楽だなぁ」と思いながら過ごしていましたが。

いくつか気になることがあったので、簡単に書いておこうかなと。

コミュニティが英語のみ?

Power Automateのサイドバーに「詳細」という項目があって、そこからドキュメントを読むことができます。

詳細から移動

そこからわからないことを調べる事はできます。

が、少しひねった内容や、エラーの内容を調べると、大体コミュニティに誘導されますがー。

そこはどうも英語しかないみたいですね。

Google翻訳などを使って和訳すれば良いだけですがー。

少し手間がかかります。

なので、多少の英語力の必要性を感じるわけですがー。

脳の疲労感は倍感じてしまいますねw

そこで同じMicrosoft製品ということもあって、生成AIのCopilotが便利でした。

エラーの内容をプロンプトにコピペして送信すれば、Power Automateの内容であることを読み取ってくれて、対応方法を提案してくれます。

また、少しひねった使い方をするためのフローの構築も、こちらでフローの流れと構造を日本語で撃ち込むだけで提案してくれます。

Copilotがいなかったら、使うのをやめていたかもしれないレベルで便利でした。

ちなみに、Power Automateの「新しいデザイナー」を使えばCopilotを使いながらの開発はできますが。

自分の環境なのかアカウントの状況なのかは分かりませんがー。

動作と解答が微妙だったので、WIndowsに組み込まれているCopilotを使ってました。

他のコードエディタでもそうですが、生成AIと協働できないと使えなくなりそうですw

フローはあまり長くしない方が良さそう

作っていると、気がついたら条件のネストがかなり複雑になったり。

連携して読み込むデータ量が多くなってしまうなぁと。

自分でコードを書いていると、まとめたり関数化したりしますがー。

Power Automateだと「フロー」という名の通り流れを作っているので。

色々と追加して、気がついたら複雑なフローになってしまいました。

とくに、For Eachなどのループでデータを使う場合、使用する変数の値が違ったりすると、毎ループデータを読み込んだり検証したり。

その結果、タイムアウトしてしまうことがチラホラ。

データを読み込む量を調整したり、できる限りの対応をCopilotに相談しながらやっていたんですがー。

結果的にはフローを分ける方が確実でした。

細かい部品をいくつか用意するような、プログラムでもする考え方で作成する方がストレスは少ないですね。

エラーも結局はフロー全体のテストが終わらないと確認できないため(自分がやり方をしらないだけかも知れません。もしかしたら、「終了」コントロールを使えば良いのかも。)、エラーを知りたい箇所の詳細の確認もできなかったり。

まずは小さく作る。

ローコード開発だからこそ、大切なのかもしれません。

・・・10分待って「実行に失敗しました」でエラーが出ないのには萎えましたw

デザイナーの違い

Power Automateのフローの編集画面の右上に「新しいデザイナー」という項目があり。

デザイナー選択

ここをオンにすると、ホワイトボードのような編集画面を使うことができます。

先ほども書きましたが、こちらであればCopilotに相談しながら作ることもできます。

オフにすると、旧デザイナーとなり見た目が変わります。

編集のしやすさという面では「新しいデザイナー」の方が良いという印象です。

このブログでも、この記事までに書いてきたPower Automate関連のものは、「新しいデザイナー」の画面を利用しています。

が。

詳しい仕様は調べてないので分かりませんが、Javascriptのような動的に変化するUIというのが特徴かなと。

そのせいかどうかは分かりませんが、テストなどでフローを実行した後、クリックを繰り返しているような動作(読み込みの繰り返し?)を起こし。

特定の件数のデータなどで動作を確認するのが、非常にやりづらいです。

つねにチカチカと点滅しているので、こちらのクリックがなかなか受け付けれない感じ。

まぁ何回かクリックしていれば、進むから良いは良いんですが。

ループするデータ件数が多いと、面倒です。

・・・データ件数を調整しろよ・・・という教訓にはなりましたw

また、「条件」コントロールで複数条件を設定した時に、正常に動かない場合も。

複数の条件分岐を設定できて、ANDとORも選ぶことができますが。

条件指定

2〜3個の条件をANDで設定した時に、1つしか動いていないということがあり。

条件や使っている変数の値などを確認したものの、間違っている気配がなく。

試しに「新しいデザイナー」から旧デザイナーに変更したところ、問題なく動くという・・・

原因は良く分かりませんが、「新しいデザイナー」で設定した、2つ目以降のAND条件が機能していなかったのかなと。

まぁ自分の開発している環境の問題や、長時間の使用で実はログアウトしてたとか、色々と外部の原因は考えられるんですがー。

そもそも、「新しいデザイナー」と「旧デザイナー」で条件にいれるデータ箇所が違うというのがどうなんですかね。

ざっくりと例を書くと、

新:’A’ is equal to 'B’

と設定したものを旧デザイナーで開くと、

旧:’B’ is equal to 'A’

となっているような感じです。

等しいかどうかで判定する分には良いですがー。

含むかどうかを調べるcontainsとかだと、意味合いが変わってしまうような気がするんですけどね。

まぁ、それでも旧デザイナーで編集すれば良いだけではあるんですが。

「新しいデザイナー」のUIが好みだった分、少し残念さがあります。

Power Automateビギナーの見解です

一応、2週間ほど触ってみて自分が感じたことです。

RPAツールの代表格ですし、Microsoft Office製品を利用しているため、同じ会社の製品としての扱いやすさは別格です。

API同士をつなぐサービスは多々ありますが、その中でも使いやすい方かなとも。

それでも、さすがに開発しにくいのはいただけないので。

今ではすっかり旧デザイナーユーザーになってしまいましたw

使えなくなる日も来るでしょうし。

「新しいデザイナー」の今後に期待です。