ITパスポート試験に合格してます

2024年8月22日

情報系の資格の取得を考えたときに、まず取ろうと思ったのがITパスポートでした。

ITパスポート試験とは、ITに関する基礎的な知識があることを証明する国家資格です。

IT系の国家試験では入門レベルにあたり、毎年多くの幅広い年齢層の人が挑戦しています。

自分が受験した時でも、小学生からご年配の方まで会場にいましたよ。

一応、IT系の仕事もしているおっさんですが、資格には無頓着だったので自分の知識はどんなもんかな?という軽い気持ちで半年ほど前に受験し。

無事合格できました。

この記事では、ITパスポート試験の概要や内容などについて、私ぽんぞうの主観で書いて行きます。

ITパスポート試験の概要

・試験時間:120分
・問題数:100問
・出題形式:CBT方式(四肢択一)
・試験範囲:ストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)

ざっくりとしたITパスポートの情報はこんな感じです。

試験会場にパソコンがズラっと並んでて、一斉にポチポチするCBT形式での資格試験は初でした。

試験時間120分とか長いなぁと思ってましたが、実際に会場で問題を解いてるとあっという間。

試験料金や試験会場、合格点等は見直される可能性もあるため、IPAのITパスポート専用ページをご確認ください。

ITパスポート試験の内容

シラバスも定期的に更新されているので、細かい内容はそちらに任せますが。

ITパスポート試験の出題内容は大きく3つに分けられています。

ざっくりと以下の内容です。

◯ストラテジ系:企業活動や経営戦略、マーケティング、会計、法務などに関する知識

◯マネジメント系:プロジェクトマネジメント、システム開発手法、品質管理、情報セキュリティなどに関する知識

◯テクノロジ系:コンピュータシステム、データベース、ネットワーク、プログラミング、AI、IoTなどに関する知識

IT系の資格とはいえ、情報系以外の基本知識も必要なのがITパスポート試験です。

IPAが公表している統計情報を見てみると。

高校生や大学生の受験者が多いようですが、その年代だとストラテジ系やマネジメント系の問題が苦手で、社会人以上の年代になるとテクノロジ系が苦手という傾向があるみたいですね。

普段の経験がそのまま点数に現れやすいとも言えますし、逆に苦手分野やあまり知らない分野の勉強をすれば合格点を取りやすいとも言えます。

個人的には一般知識を問う試験のかわりに受験させても良い内容だと思ってます。

ITパスポート試験の難易度と勉強時間

基本的な知識が問われるIT系の入門編的な試験なので、ITパスポート試験の難易度は低めです。

が、先程も書いたように全く対策をしなくても合格するような内容ではありません

一般的に言われている合格に必要な勉強時間は、IT知識のない人の場合は180時間、基礎知識がある場合は100時間のようです。

自分は1日2時間の勉強を仕事の合間に行い、2ヶ月ほどで一発合格することができました。

なので、勉強時間としては120時間ほどでしょうか。

もちろん今までに勉強してきたことや、経験してきたことによって必要な勉強時間は変わりますので、あくまで参考程度に。

ITパスポート試験の勉強方法

ITパスポート試験は多くの人が受験を考えるものだからか、勉強の材料は充実している印象です。

・参考書で勉強する
・過去問題を解く
・無料勉強サイトを活用する
・無料スマホアプリで隙間時間を有効活用する
・模擬試験を体験して本番に備える

などなど、少し調べると様々な勉強方法が見つかります。

自分も全ての方法を利用したわけではありませんが。

一番効果があったのは、過去問題を解くことです。

ITパスポートは繰り返しになりますが、基本的な知識を多く問われます。

なので、過去問題を解き、間違った問題の知識を埋めるという方法が一番勉強しやすかったですかね。

ただ、いきなり過去問を解き始めることをおすすめできる方は、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系のうち2つは内容を大雑把に把握できている方。

つまり社会人やビジネス経験のある人向けだと思います。

過去問を解いてみて、半分以上何が書いてあるのか分からなければ、参考書を読んで全体像を把握することから始めるのをおすすめします。

勉強方法についてはこちらをお読みください。

意味を見つけるのは自分次第な資格

ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識を証明する国家資格です。

IT系の国家試験では入門レベルなので、「意味が無い」という意見を聞くこともあるかもしれません。

しかし、合格した今感じることは、現代のビジネス社会における一般常識レベルのことが問われる試験で、それを兼ね備えていることを証明できる資格だということです。

また、次の段階である基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント試験の前試験としても利用できますし、出題される内容はさらに先の応用情報技術者試験でも扱われるものでもあります。

もちろん、進路や目標によって意味が有るか無いかは変わってくるとも思いますし。

自分の自信につなげるという意味で受験するなど、どういった理由で受験するかで本気度が変わる資格かなと。

「簡単だろうと舐めて受けたら1回落ちた」という話も聞いたことがあります。

ITパスポート試験はIT系の資格を受ける練習にバッチリな試験ですし、独学でも取得可能なので。

これからIT系の資格の取得を考えている方には、年代問わずおすすめの資格です。

参考:【ITパスポート試験】情報処理推進機構
参考:試験情報‐IPA独立行政法人情報処理推進機構