世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた(著者:中野 信子)|頭の「使い方」を知り「賢く」なるには?

2025年から2026年の年末年始に読もうと思った本の1冊目です。

なので、この本を選んだ動機は以下の記事を参考にしていただけると。

時間を見つけては、本書の内容を整理したりまとめたり。

ちょこちょこと理解を深める行動をしていました。

そうして得た私の結論はBlueSkyで投稿しました。

頭がいい 目的に応じた頭の使い方ができて、実行するように感情を従わせられること

ぽんぞう@勉強中 (@ponzou.bsky.social) 2026-01-14T07:32:53.052Z

すぐに行動に移すことができるような、世界の「頭のいい人」の行動や考え方、影響を受けたことについてわかりやすく紹介されているので。

深く考えるよりも、実際に行動してみた方が良い本だとは思います。

ただ、私の場合はですが、行動してみて「これで良いのか?」と悩みそうだったこともあり。

考えを深めることにしました。

ざっくりとした概要

この本の特徴をざっくりと書いておくと。

メディアでもおなじみで、脳科学者として知られている中野信子さんが。

これまでに出会った「頭がいい」と言われる人の行動や考え方を教えてくれている本です。

・行動の特徴
・努力していること
・自分を制御する方法
・自分の高め方

これらを、特徴的なエピソードと共に、脳科学や心理学の知見を交えて面白おかしく伝えてくれています。

印象的なのは、「頭のいい人」達は「自分の能力を把握していながら、それを高めたり続ける努力を怠らず、周囲の協力をえる努力も怠らない」というところでしょうか。

どうしても「次元の違う孤高の存在」に厨二病的にあこがれてしまうところがあるんですが笑

「頭のいい人」は能力で飛び抜けてしまう分、孤高の存在にならない努力を惜しまないと。

人それぞれ悩みや苦労は違うということですね。

「頭がいい」とは「賢い」こと

本書では様々な「頭のいい人」が登場しますが。

私が最初に違和感を覚えたのは、プロローグの箇所でした。

それは、逆境も自分の味方にして、したたかに生き抜いていくのが、「世界に通用する、本当に賢い人の要件」だということ。

プロローグ P.6

「頭のいい人」というタイトルから、「頭のいい人」にあってきたという紹介に続き。

いきなり「賢い」という表現が出てきたのです。

ここで私が本書を読む態度が変わった気がします。

プロローグの続く部分から、頭脳の能力差があるのは間違いないので、「頭のいい」ということについてはっきりさせた方が良いと思いました。

例えば、数学のテストで高得点を取れる友人を「頭がいい」と思うとします。

その友人は、一生懸命勉強したから、高得点が取れたんだろうと思います。

では、全員が一生懸命勉強すれば高得点が取れるかと言うと、そんなことはありません。

授業で習う公式や定理の内容は同じはずです。

問題の解き方も習います。

でも、点数では差がでます。

その差は何かというと、応用できるかどうかです。

公式や定理を知り、どのように問題に当てはめることができるのか。

「使い方」を知っているということです。

点数ではなくても、公式や定理の「使い方」をわかりやすく教えてくれる人を「頭がいい」と思うのではないでしょうか。

さらに、これを別の事でも応用できれば、さらに「頭がいい」と思うでしょう。

研究分野に限らず、公式や定理の「使い方」の考え方を応用して、物事を考えたり自分の人生を設計していたりすれば、やはり「頭がいい」と思います。

つまり、「頭がいい」とは知識や知恵を使えるという「賢さ」であると言えます。

そして私たちの持つ知識は数学だけではなく、様々なものがあります。

経験という知恵もあります。

なので私達が何となく把握している「頭がいい」とは、

・目的に応じた頭の使い方ができる
・実現するために感情を行動に従わせることができる
・そのように頭と身体を使う信念を持っている

ということなのだなと。

だから、「頭がいい人」たちは、相手に対する敬意を忘れないし。

状況や環境を自分の「良い」と思う方向に向かうように整えるし。

その元には、自分の能力や信念を正確に把握しているんだなと。

本書は、自分を「賢く」使うためのヒント集なんだと思いました。

自分自身を正当に評価する

自分自身を賢く使うためには、自分自身の能力や興味、信念などを正しく把握して。

自分の知識にすることが大切です。

しかし、本書のエピローグの一文が刺さるところでもあります。

日本で頑張る人たちが、世界で通用する自分を築いていくのに必要なことは、「自分自身に対する正当な評価ではないかな」と感じました。

エピローグ P.204

この部分の前に、Adobe社の調査内容が引用されていて。

世界の日本に対する評価と、日本人の日本に対する評価の差。

そして、自分自身に対する評価の低さが述べられています。

日本では謙虚さが美徳とされるというのも本書に書かれていることです。

私自身、褒められたことを素直に受け取れず「いやいや・・・」と言ってしまう方なので、この気持ちは分かります。

しかし、これでは「賢く」使うべき自分の能力や知識を、正しく把握できないことに気付かされました。

正しく把握できなければ、環境を利用することも、感情を行動の原動力にすることもできないでしょう。

同じエピローグの部分で。

自分の適性や可能性をよく観察し、分析して、最適な方向で自分を活かしていくことを考えるほうが、より価値があって楽しい人生を送ることができると思うのです。

エピローグ P.204

と中野さんは書いています。

「できない」とか「自分なんか」と考えていれば、そのとおりになってしまうものです。

「できる」と考える方が、その可能性の方向に進めるでしょう。

そのための「型」として、本書を活用して欲しいうのが、中野さんの願いなのかなと。

自分のことを客観的に事実として知る

本書で紹介されている考え方や行動は、すぐにでも取り組めるものです。

しかし、根本的にあるのは「自分のこと」です。

・自分の能力や得意なこと
・自分が信念としていること

これが曖昧な状態だと、「なんだ変わらないな」と思うような気がします。

本書のCHAPTER3でも書かれていますが、私達は即効性を求めてしまうので。

何かが変わったことを体感できないと、中々続かないと思います。

とはいえ自分の事を知るのは難しいことです。

私達日本人は、自分のことを卑下しやすい特徴もあるので、なおさら正しく知ることは難しいでしょう。

あ、自身満々だとしても、過剰評価してしまう可能性はありますね。

なので。

本書の内容を実行するにあたり、個人的に重要だと思ったのが。

CHAPTER3「自己診断書を作る」(P.128)の前半部分で紹介されている「自分の努力の記録」です。

脳の仕組みとして、自分が望むものに意識が向き感情が従うようになっているようです。

つまり、自分の目標を常に意識することで、目標に関する行動や必要な情報が自然と入って来る状態となります。

これが「目標を紙に書いて張り出す」ことの効果とも言われていますが。

それに加え、努力の記録を残すことで、「これだけやった」という自分の自身にも繋がります。

で、ここからはこの内容を読んで自分が思ったことですが。

「自分の努力の記録」によって明らかになるのは、

・満足や成功と思える記録➾自分の得意なこと
・不満や失敗と思える記録➾自分の不得意なこと

だと思います。それに対して結果や目標の基準を照らし合わせて、

・満足や成功と思える記録の結果「成功」➾自信
・満足や成功と思える記録の結果「失敗」➾記録の内容を思い返し修正する
・不満や失敗と思える記録の結果「成功」➾記録の内容を思い返し取り入れる
・不満や失敗と思える記録の結果「失敗」➾止めるか必要であれば誰かの助けを求める

というように使うことができます。

で、ここが記録の大切なところだと思うのですが。

書かれている内容は、何かしたの行動に関する結果のデータであることです。

つまり、卑下する必要も自信過剰になる必要もありません。

ただ単に、客観的なデータとして受け止めることです。

それを元に、自分が「良い」と思う方向に意識を向けること。

しかも、自分の得意と不得意も記録をつけるごとに見えてくるので。

自分が「やらないこと」も自然と見えてくるでしょう。

また、自分が大切にしている「信念」や「見たい景色」というものも見えてくると思います。

はっきりさせたかったら、じっくり考える材料にもなりますね。

できたから「良い」できなかったから「悪い」ではなく。

自分を「賢く」使うための「材料」が「自分の努力の記録」にあると考えています。

これが、本書でいう「頭のいい人」の一歩であると。

私はそう捉えました。

そこから、
・CHAPTER1で「特徴」を見習い
・CHAPTER2で「努力の方向」を学び
・CHAPTER3で「制御方法」を知り
・CHAPTER4で「高め方」を取り入れ
・CHAPTER5で「感情の使い方」を学ぶ
ということになるのではないかと。

自分自信を知識として持つ

生きている私達を導くのは、最終的に自分自身です。

出来事や状況、環境に合わせて、自分で判断し行動します。

その中で周囲に合わせるという判断をするのも自分ですし、合わせないという判断をするのも自分です。

その判断と、自分が大切にしているもの(この記事中の「信念」ということにしておいてください)がずれると、不平や不満、自己嫌悪に至ってしまいます。

この本を読んでいる限り、「頭のいい人」はそのような判断とならないように、自分自身を「賢く」使っているのだと。

そのように理解しました。

元々の能力差については、努力である程度埋められるとしても、それ以上にはならないでしょう。

しかし、自分の活かし方を知れば、それ以上になるかもしれません。

そのためには、「自分自身に対する正当な評価」をできるようにする。

そうして、自分自身や相手や環境、状況も味方につける。

「良くなる」という希望を胸に、明日からも頑張っていきたいものです。

このブログや記事の内容について、疑問に思っている事はありますか?

もしあれば、どんなことでも構いませんので、コメントを残していただくか、問い合わせフォームよりご連絡ください。

著者プロフィール
ぽんぞう@勉強中

はじめまして、「ぽんぞう@勉強中」です。
小企業に一人情報部員として働いている40代のおじさんです。IT技術での課題解決を仕事にしていますが、それだけでは解決できない問題にも直面。テクノロジーと心の両面から寄り添えるブログでありたいと、日々運営しています。詳しくはプロフィールページへ!